航空機の離着陸時に携帯の電源を切る本当の理由

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1991年、アメリカ国内の放送通信事業の規制監督を行うFCC(連邦通信委員会)は離着陸時に携帯電話を始めとする無線機器の使用を禁止しました。
禁止の理由は航空機の安全のためではなく、地上の無線基地局へ障害を引き起こす可能性があったからです。

おやっと思った方。禁止したのが航空輸送の安全維持を担当するFAA(連邦航空局)ではなくFCC(連邦通信委員会)と言う点が意外ですよね。
実はFAAは携帯電話の使用を禁止しているわけではなく、潜在的に携帯電話の電波が航空機の航行システムや通信に影響を与える可能性があるので使用を控えるようにと勧告しているだけです。
ちなみに、1996年にFAAがRTCA(航空無線技術委員会)に依頼した調査によれば、航行システムと周波数の異なる携帯電話の電波が実際に影響を与えた形跡は一件も確認できなかったそうです。

FCCが禁止した理由は当時の周波数800MHzの古い無線基地局では、乗客数百人単位で一斉に高速で無線基地局エリアを移動されると、ネットワーク障害を起こす心配があったからだそうです。その後、2004年から解禁に向けて調査検討されましたが、2007年3月、地上の無線ネットワークに対する影響が十分に予測できないとして、使用禁止のルールは変更されることなく今に至ります。

一説には離着陸時に携帯をいじってキャビンアテンダントの指示を聞かなくなるのを避けるため、携帯の電源を切らせてるのではないかといった意見もあるようですが本当に携帯電話の電源を切る必要があるのかどうかは謎です。

なんだか未だに実例が報告されていないけれど、携帯電話が心臓ペースメーカーに対して誤動作を引き起こしかねないから、使用は控えるようにと言った話と同じ感じですね。

via fcc.gov

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