
先般、世界最大のソーシャルメディア「Facebook」の登録ユーザー数が5億人を超えたことが発表されたことは記憶に新しい。インターネットビジネスは、いよいよソーシャルメディアの時代へ。そこには新たなリスクも。

ユーザー数5億人。日本ではFacebookがさほど流行っていないので実感がないが、5億という数字はハンパじゃない。日本の人口の4倍。世界の国家で見ても、中国、インドに次ぐ人口に匹敵する。
これだけの人間が集うメディアだからこそ、インターネットの新たなビジネスのプラットホームが、このソーシャルメディアにあると考えることは自然な流れ。ポータルサイトの広告モデルから、Googleの検索連動広告、そして今、ソーシャルメディアタイプのマネタイズモデルが現れても何ら不思議はない。
しかし昨今、世界のニュースを見渡していると、この巨大ソーシャルメディアに対する警鐘のようなニュースが目につく。ソーシャルメディアにはまるばかりに、まともなリアル社会に適応できなくなっていく人々も少なくないらしい。これを“ソーシャル”メディアと呼ぶなら、まさにパラドックスである。

1週間ほど前の「ComputerWorld」には、Facebook上に、とても魅力的な女性のウソのプロフを掲載した研究者の報告が載っていた。このウソのプロフを信じて、個人情報を送ってきたり、ある会議への参加を求めてきたり、ウソの彼女を雇おうとしてきた企業もあるらしい。
日本では、ネカマと呼ばれる、ネット上での“おかま”君がかつて流行ったことがあったが、5億人ものコミュニティともなると、それは1つの巨大国家。何が起きても不思議ではない。ソーシャルメディア。そこには間違いなく新たなビッグビジネスのチャンスもあるが、それと同時に大きなリスクも姿を現してくるに違いない。(J)






