
そういえば、かつて2000年問題などという“空振り”に終わった世界的問題があった。結局は2000年を迎えても大したトラブルは発生しなかったが、今回指摘されている「IPアドレス枯渇問題」は果たしてどういう結末を迎えるのか?
複数のインターネット専門家によると、今後1年以内にIPアドレスが枯渇してしまう見通しなのだそうだ。インターネットに接続する機器が急激に増え、さらに携帯端末や新種の電子機器も開発され、現行のアドレス体系IPv4での割り当て総数の40億個では、約1年以内に足りなくなってしまうというのだ。

急激に成長するインターネットに対応するため、現在32ビットで表現されているIPアドレスに代わり、128ビットに拡張したIPv6の開発が進められているが、これまで10年以上の歳月を費やしてきたものの、その移行にはまだまだ時間がかかりそう。

「IPアドレスが枯渇してもインターネットが破綻することはない」との楽観的な見方も少なくないが、実際のところ、本当に枯渇した際に何が起こるのかを示した明確な見解はない。2000年問題から10年。今、新たな2000年問題が間近に迫っているのかもしれない。(J)






